はじめに言っときますと、これはFF5のキャラが面接したら?という妄想なので(爆)、実際のストーリーとの関連性は全くありません。
バッツ君の就職活動
バッツ「あー、今日は面接か。気が重いなあ。」
ファリス「それにしてもお前よく筆記試験通ったな。」
バッツ「任せてくれ。クイックの魔法使ってカンニングしたんだ。」
ファリス「………そうか。」
バッツ「あー、ウソウソウソウソ!!本気にしちゃイヤー!ちゃんと必死で勉強してきたんだってば。」
ファリス「…別に軽蔑なんてしてないぞ?」
バッツ「わあ!やっぱりファリスは心が広いなあ。」
ファリス「オレもその手を使ったからな。」
バッツ「………そうか。」
レナ「ちょっとちょっと、置いてかないでよ!」
ファリス「レナ?なんでお前がここに?」
レナ「そんなの決まってるじゃない。あたしだってファリスと同じ会社に就職したいのよ―。」
バッツ「(……くっ、こいつ花屋やるとかなんとか言ってたくせに…。)」
レナ「(ふっ、バッツ!社内恋愛なんておいしいイベント発生させてやるもんですか!!)」
火花を散らすバッツとレナ。その表情はまさに仁王。
バッツ&レナ「(いずれコイツとは決着をつける!)」
ファリス「お前らそんな顔で面接通るつもりか?」
会社到着。
ファリス「いよいよだな。」
バッツ「き…緊張してきたぜ。」
レナ「(すでに妄想モード)うふふふふ…。ここがこれからのあたしとファリスの愛の巣なのね〜(はぁと)。」
まずレナがチャレンジ!
レナ「失礼します。」
いかにも清楚な雰囲気を漂わせ戦場に入る。
いくら百戦錬磨の面接官でもこのレナの心の中にあんな野獣が住んでいるとは誰も気付くまい。
レナ「(こーゆー作法は任せなさい。ダテに王女様やってないわよ。)」
さてその頃、順番待ちのバッツとファリス。
バッツ「あ〜、どうしよどうしよ。きんちょうしてきたよ〜。」
バッツは緊張のあまり漢字で喋れなくなっていた。
ファリス「落ちつけよ。みっともねーな。」
バッツ「だって、もしファリスと離れ離れになったら…。」
漢字を使わないと読みにくいからやっぱり漢字表記。
ファリス「バッツ…。」
バッツ「そう思ったらどうしてもヘマは出来ないからさ。浮き足立っちゃって。」
ファリス「もしオレが受かっても、お前がダメだったらオレはこの会社に入らない。」
バッツ「ファ…ファリス〜(感涙)」
ファリス「オレを乞食にしたくなかったら頑張れ。」
バッツ「分かった…やれるだけの事をやってみるよ!」
その直後だった。部屋の中から奇声が聞こえてきた。
「ふざけんじゃないわよ!あたしがどんな理由で入社しようと勝手でしょ!!」
もちろん声の主はレナである。
レナ「化粧が濃いですって〜?あんたに言われる筋合い無いわよ!あんたなんかヅラじゃない!」
人事課長「なっ…何ィ〜〜〜!!」
面接官「かっ…課長、ヅラだったんですか(歓喜)!?」
人事課長「だー!ヅラじゃない(激怒)!!いちいち真に受けるな!ええい、失格だ
失格!さっさと荷物持って帰れ!!」
レナ「あんたに言われなくたってそうしますよ―だ!こんな会社誰が入るもんですか!」
レナは嵐のごとく去っていった。

(画:Diavolinaさん)
ファリス「………。」
バッツ「………。」
ファリス「……ある意味…、……英雄だな…。」
バッツ「ああ…。」
でもレナがいなくなったという事は、バッツにとっては千載一遇のチャンス!
バッツ「ファリス!絶対合格しような!!」
ファリス「あ…ああ。」
と言う訳で、次はバッツの番となった。
バッツ「大丈夫。手のひらに3回“人”を書いてそれを飲む!」
ファリス「バッツ。それは“入”だ。」
バッツ「なっ…何ィ…(ガーン!オレとした事がベタなネタを!)」
ファリス「面接官を意識するな。カボチャとでも思えばいいんだよ。」
バッツ「わ…分かった。カボチャカボチャカボチャ……。」
バッツ、ノックをして面接室に入る。
バッツ「失礼します。」
居並ぶ面接官を見てバッツの緊張もピーク!
バッツ「(うわあああ。落ち着け、落ちつくんだバッツ!アレはカボチャが並んでるだけなんだ!!)」
面接官「じゃあ、そこにかけて下さい。」
バッツ「はい!」
面接官「バッツ・クラウザーさんですね。」
バッツ「はい!カボチャです!」
面接官「は?」
バッツ「(あわわわわ!!)はい、バッツ・クラウザーです!!」
面接官「学生時代得意だった教科はなんですか?」
バッツ「えっと…好きなのはボコに乗って走る事、嫌いなのは高いところです!!」
面接官「……???……一番の思い出はなんですか?」
バッツ「ファリスと旅した事です!!」
面接官「旅…?ああ、旅行ですか。どこへ行ったんですか?」
バッツ「次元の狭間まで行きましたぁっ!!!」
面接官「(…イカれてやがる、コイツ…。)」
ファリス「バッツの奴…大丈夫かな。」
自分の事はケロッとして、バッツの心配ばかりしているところは、さすがファリス。大物である。
そこにこの世の終わりのような表情をしたバッツが出てきた。
ファリス「バッツ、どうだった?」
バッツ「フ…。ファリス…、お前だけでも頑張ってくれ……。」
ファリス「………。」
エクスデスとの戦いでさえ、ここまでボロボロになったバッツを見たことは無い。
ファリス「くそっ…、よくもバッツを…。バッツ、オレが仇を討ってやるからな!」
仇を討つってアンタ…。
ファリス「バッツ、オレの生き様よく見とけよ!!」
そう言って自分の番に気合充分で面接室に飛び込んだ。
バッツ「いや…見とけって言われても個人面接だから…。」
さすがにファリスは持ち前の冷静さと情熱とで面接官をうならせる応答を繰り返す。
面接官「(おお、コイツは戦力になりそうだぞ。)」
人事課長「(うむ…、ここまでは完璧だ。あとは搦め手から…)」
面接官と人事課長が目を合わせる。
面接官&人事課長「(ムカムカ作戦発動だ!!)」
ムカムカ作戦、つまりわざと相手が嫌がるような事を言って相手の反応を試す、恐怖の攻撃である。
面接官「んー、ところでファリス君。君にはサリサっていう名前もあるんだねえ。」
ファリス「はい、父がつけてくれた名前です。」
面接官「今の“ファリス”の方が良いね。」
ファリス「そうですか?」
面接官「“サリサ”なんて変な名前だもんねえ。」
ファリス「(カチン。)」
面接官「うん。キミ、親とはぐれて正解だったよ。」
ファリス「(が…我慢だ我慢…。ここで怒ったらヤツらの思うつぼだ…。なぁに、入社してからでもヤツらを殺すチャンスはある…。)」
人事課長「大体キミのような美人ならわざわざウチじゃなくても、もっと稼ぐ事が出来るだろう。水商売とか。」
いやらしい目つきである。ファリスの背筋に寒いものが走った。
人事課長「まあ、そのときは部長と飲みに行くよ。サービスしてくれたまえよ、がっはっはっ!」
クリティカルヒット。
ファリスはついにブチ切れた。
ファリス「このクソじじい!もう許さねー!シルドラ、やっちまえ!!」
シルドラ「あんぎゃーーー!!」
ファリスはシルドラを召喚した。
人事課長「うわーっ!なんだこの怪獣は!!」
シルドラによって建物は破壊され社員や他の受験者達はパニック状態である。中にはどこか遠くへ吹っ飛ばされてる人もいる。
人事課長「ひえーっ、助けてくれー!!」
そのとき人事課長の髪の毛がまとめて落ちた。
面接官「課長ォ!やっぱりヅラだったんですねー!!」
人事課長「感心しとる場合かーっ!!」
バッツ「わ―――っ!何やってんだよファリス―っ!本当に仇を討ってどーするんだ!!」
ファリス「心配すんな。オレ達にはリターンがある。」
バッツ「おおっ!その手があったか!」
ファリス「よし、気も済んだしリターンで面接前に戻るか。」
バッツ「これがあれば合格するまでやり直せるな。」
しかし、リターンによって面接の経験もリセットされてしまう。
その結果、「レナが切れ、バッツがすべり、ファリスが会社を破壊する」という一連の行動を気が遠くなる回数繰り返す事になるのだった。
結局3人は不合格確定。
しょんぼりしながら帰途についた。
レナ「う…ウジウジしたってしょうがないじゃない。やる事はやったんだし。」
バッツ「本当にやる事やっちまったよな…。」
ファリス「今日はパーっとはしゃいで嫌な事忘れちまおうぜ。」
レナ「さんせーい!!」
バッツ「じゃあガラフも呼ぼうぜ。」
こうしてバッツ、ファリス、レナ、ガラフの4人は居酒屋に集まった。
ガラフ「ファファファファ。そうかそうか、大変じゃったな。でもこういう経験を繰り返していくうち一人前になっていくもんじゃよ。」
レナ「あーあ、次の会社探さなきゃ。」
ガラフ「ところでどこの会社受けたんじゃ?」
ファリス「バル商事。」
ガラフ「なーんじゃ。それだったらワシに言ってくれたら良かったのに。わざわざ面接なんて受けんでも。」
バッツ「なんで?」
ガラフ「だって、わしバル商事の社長じゃもん。」
バッツ&ファリス&レナ「………………。」
ガラフ「ん?どうした3人とも、怖い顔して。おわあっ!!」
バッツ&ファリス&レナ「それを先に言え――――――っ!!!」
ガラフ「うぎゃああああああああ!!」
3人にボコボコにされるガラフ。
ともあれ、ガラフのはからいで3人とも同じ会社に入る事が出来ました。
HAPPY END
…と思ったら一人ハッピーじゃない人がいたのです。
ギルガメッシュ「……聞いてくれよォ、エンキドウ。オレもファリスと一緒の会社に入りたかったのにさぁ。」
エンキドウ「ギルさん、頭悪いからしゃあないっスよ。」
ギルガメッシュ「ちがーう!オレはあの問題は、ちゃんと答え分かってたんだ!でもよ、解答欄1個ずつずれちまって。」
エンキドウ「あいたー、それ痛いっスねえ。どこで間違ったんです?」
ギルガメッシュ「上から3問目。」
エンキドウ「……ちょっと早すぎるっスよ……。」
ここに筆記試験の時点でBADENDになっていたギルガメッシュ君の姿がありました。
おわり
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