暴走学園〜ある日常編〜

主な登場人物・・・バッツ、ファリス、レナ、クルル、ミド、極悪犯罪者A、B




ここは暴走学園。バッツたちは給食を食べていた。

バッツ「げ〜!俺、ピ−マン嫌い!ファリスにやるよ!」

ファリス「あ!何すんだよ!テメエで食えよ!!」

なんか知らんがケンカをしているようだ。

ファリス「大体お前はなあ・・・」

バッツ「いいじゃねえか。」

ファリス「もういい!俺、レナ達と一緒に食べる!!」

バッツ「え!?おい、ファリスう・・・」

ファリスは怒ってレナ達のところへ行ってしまった。

バッツ「・・・ファリス・・・」

昼休み―――

バッツ「なあ、ファリス。機嫌なおしてくれよ。」

ファリス「やだ!」

どうやら本当に怒っているようだ。

レナ「姉さん・・・(バッツとケンカしたのね。もしかしてチャンス!?)」

クルル「(またレナお姉ちゃんがなんか考えてる・・・)」

放課後―――

レナ「バッツ〜!一緒に帰ろ!」

バッツ「え・・・うん。(ファリス・・・)」

ファリスは先に帰ってしまったようだった。

クルル「ミド君!一緒に帰ろうよ!」

ミド「うん!」

バッツ「(いいなあ・・・クルル達。LOVE×2で・・・)」

レナ「さあ、バッツ。私達も帰りましょ!」

こうしてバッツはレナと帰ることになった・・・



レナ「ねえ、バッツ。姉さんのこと好き?」

バッツ「ああ・・・」

レナ「ケンカしてるのに・・・?」

バッツ「そういうとこも全部好きなんだ・・・」

レナ「ふうん・・・(私って入る隙間なし?)」

バッツ「あいつに嫌われたら・・・俺は・・・」

レナ「わ・・・私のことは・・・?」

バッツ「え・・・?」

レナ「姉さんと別れて、私と付き合ってよ・・・」

バッツ「レナ・・・」



バツレナっぽくなったところでファリスは・・・

ファリス「・・・バッツ・・・」

そこへ現れた謎の2人組。

A「お嬢さん、駅までの道を教えてくれませんか?」

ファリス「はあ?っていうか、あんたら誰?」

A「俺たちは・・・」

B「極悪犯罪人で〜す!」

A「バカ!言ったら意味ねえだろ!」

ファリス「(関わらない方が良さそうだな・・・)」

ファリスは逃げ出した!しかし回り込まれてしまった!

A「オレたちは金に困ってるんだ!」

ファリス「貸さねえぞ!!」

B「別にいいさ。お前を誘拐して身代金を要求する!」

ファリス「なんだと〜!!」

A「神妙にお縄につけ!!」

ファリスは必死で逃げる方法を考えたが、もうすでに車(軽トラ)に乗せられていた。

その時・・・チャッチャラチャラチャチャ、チャッチャ♪(笑点のテ−マ)

B「なんだ?」

ファリス「あ、オレのケ−タイ・・・」

A「オレが出てやる。もしもし!」

ギルガメッシュ「あ、ファリス?オレだけどさ、今ヒマ?」

A「え〜?もう超忙しいィ〜。(コギャル言葉)」

ギルガメッシュ「そっか〜・・・じゃあまたな。」

A「うん。ばいば〜い★」

ファリス「誰だよ?」

A「知らん。男からだ。」

ファリス「なに!?(まさか・・・バッツ・・・?)」



そのころのギルガメッシュ。

ギルガメッシュ「ああ・・・今日のファリスの声は一段とかわいかったなあ・・・」

1人で幸せに浸っていた。彼の出番はこれだけです。



ファリス「(どうしよう・・・っていうか誰に身代金請求するんだろう・・・)」

A「さてと、誰に身代金請求するかな・・・」

B「親でしょう。」

ファリス「両親は死んだ。」

A「じゃあ兄弟に・・・」

ファリス「妹しかいない。」

B「彼氏にするか。」

A「さっきのヤツだな!」

ファリスはケ−タイの着信履歴を見た。‘ギルガメッシュ’

ファリス「はうあ!!こいつは彼氏じゃねえ〜!!」

A「テキト−にかけてやれ!」

トルルルル・・・ガチャ★

エクスデス「ファファファ・・・」

A「!!??」

ガチャン★

A「な、な、な、なんだ?今のヤツは・・・」心拍数急上昇!!

ファリス「エクスデス(校長)にかけたんだな・・・」

B「こいつはどうだ?」

トルルルル・・・ガチャ★

バッツ「はい、ファリス・・・オレが悪かったよ。許してくれ・・・」

ご存知だと思いますが、携帯電話は相手の名前が出ます(登録している場合ね)

B「???なんだ、こいつ・・・」

バッツ「ん!?誰だ、テメエは!!なんでオレのファリスのケ−タイを使ってるんだ!?」

B「え〜・・・ファリスは預かった!返して欲しければ1億ギル用意しろ!」

バッツ「え・・・?おい、誰だよテメエは!?ファリスは預かったってどういうことだよ!?」

レナ「バッツ、どうしたの!?」

B「とにかく、そういうことだ。5時半までに電車の中に金の入ったカバンを置け。」

ガチャン★

B「カンペキだ・・・」

ファリス「今の誰?」

またまた着信履歴を見た。‘バッツ’

ファリス「バッツ・・・」



そのころ、バッツは・・・

バッツ「ああ、1億ギルか・・・」

レナ「・・・」

クルル「はあい♪どうしたの?お二人さん。」

ミド「元気ないですよ?」

バッツ「実はカクカクシカジカで・・・」

クルル「な〜るほど、ザ・ワ−ルド!」

ミド「クルルちゃん、古〜い♪」

バッツ「(ダメだ、こいつら・・・)」

レナ「なんとかならないかしら・・・」

クルル「タイク−ンとうちの財力で用意したら?」

ミド「あ、ぐっどアイデア〜♪さすがクルルちゃんv」

クルル「ヤだ〜vもう、ミド君ったらあ〜v」

バッツ「いや、金なんか要らない。オレのファリスを誘拐したヤツはオレがはっ倒す!」

クルル「かっくいい〜!バッツ〜!ミド君の次くらいだわ〜!」

ミド「照れるなあ・・・」

バッツ「行ってくる!」

レナ「あ、私も・・・」

バッツ「お前は待ってろ!」

走っていってしまった。

レナ「やっぱり・・・私が入る隙間なんてないのかな・・・」

クルル「レナお姉ちゃん・・・」

ミド「レナさん・・・」



ところ変わってここは駅。

バッツ「カモフラ−ジュの金入りカバンも用意したし・・・あとは犯人を待つだけだな。」

A「よう。お前がバッツだな。」

バッツ「そうだ。」

A「金をよこしな!」

バッツ「これだ。」

A「よしよし。じゃあな。」

バッツ「ファリスは!?」

A「駅の女子便所、右から3番目に監禁してる。」

バッツ「(女子便!?どうやって助けに行けばいいんだ・・・!?)」

A「じゃあな。」

バッツ「チェスト―――!!」

バッツの蹴りがAの背中にヒット!Aは駅のホ−ムに挟まった。

バッツ「悪く思うな!」

A「ぎゃああああ!!電車が来るゥ―――!!」



ここは駅のトイレ。

バッツ「う〜ん、早く助けたいけど・・・人がいたらどうしよう・・・」

そこらへんの女の人に頼めばいいだろ。

バッツ「え〜い!すべては愛ラヴなファリスのためだ!!」

思い切って女子トイレに入った。

バッツ「えっと、右から3番・・・と・・・」

そのとき、バッツはあることを思い出した。

女子トイレ右から3番目の法則である。世界各地(?)のあらゆる女子トイレの右から3番目にはトイレの花子さんが出るということである。

バッツ「まさか出ないよな・・・ははは・・・」

と言いつつも少しビビっているようだ。

右から3番目の扉には外からカギがかかって、‘開かずの間’と書かれた紙が貼ってあった。

バッツのビビリは頂点に達した。

思い切って扉を開けた。

バッツ「ファリス!」

ファリスは壁に背をつけ、立ったまま寝ていた。トイレの個室で眠れるのは沖田そうしくらいなものである(爆)

バッツ「ファリス、起きろよ。」

ファリス「ん・・・?バッツ!?ここは・・・」

バッツ「トイレ。」

ファリス「そうだ!あいつらは・・・」

バッツ「オレが倒した(?)よ。怪我はねえか?」

ファリス「え、あ、ああ・・・お前・・・」

バッツ「ファリスを助けにきたんだよ。」

ファリス「バッツ・・・」

バッツ「ごめんな、今日。」

ファリスは下を向いたまま首を横に振った。

ファリス「オレの方が・・・ごめんね・・・」

バッツ「ファリス・・・帰ろうぜ。」

ファリス「うん。」



レナたちはまだ待っていた。

レナ「遅いわねえ・・・」

クルル「あ、戻ってきたよ!」

バッツ「ただいま。」

レナ「大丈夫?・・・なあに、手なんか繋いじゃって・・・」

バッツ「え?いいじゃん。恋人同士なんだから。」

ファリス「そうそう、な、バッツ・・・」

バッツ「ファリス・・・」

レナ「あ〜あ、彼氏いないのは私だけか〜。」

また明日から同じ日々が始まる。

しかしバッツたちは重大なことを忘れていた。

宿題やってないということを・・・



そのころ、駅では・・・

駅員「お客さん、困るんですよねえ。」

A「すいませんでした!」

B「すいませんでした!」

Aのせいで電車がストップしてしまったのだった。

その後、彼等の行方はわからない・・・





                    あとがき

なんだかギャグなのかシリアスなのかわからない話。久々の投稿です!絶対このシリ−ズの続編が出る。体育祭もやったし・・・。あいかわらず
文才にない沖田ですが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。







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