魔獣使いレナの騒動記


この話はFFVのパロディ小説である。よってキャラの性格が多少変わっている。
多少…どころではないかもしれないので、原作が好きな方にはおすすめできない。(汗)

登場キャラ

竜騎士バッツ
一応FFVの主人公。高所恐怖症である。ファリスと愛チョコボのボコが大好き。

赤魔導士ファリス
FFVのヒロイン(?)と言えるのやら。南野はヒロインだと思ってやまない。海賊のお頭。超美人である。

魔獣使いレナ
この話の主人公である。ファリスに初めて会った時から好意を抱いていたが、ファリスが女だと、しかも自分の姉だとわかってから多少壊れ気味。この話の中で一番壊れているでしょう。

風水師クルル
ガラフの孫。一瞬クルルかククルか判らなくなってしまうくらい影が薄い。(南野の中では)動物とお話ができる能力を持っているとのこと。今回はとっても重大な役です。

ミド
シドの孫。こっちもこっちで壊れている。バッツLOVE。(爆)


 さて、ここはタイクーン城があった場所の近く。(タイクーンは闇に飲み込まれた)そこに、町を探してさまよっている集団がいる。
 一見みるとコスプレしてるように見えるが、彼等は…いや、女の方が多いので彼女等にしとこう。彼女等は暁の四戦士なのだ。(で、いいんだっけ?)
 そんなふうには絶対見えないだろう。何故なら…?
「おいレナ、もうちょっと離れろよ」
「そんなお姉様!私のことが嫌いなの?(うふふふふ♪ファリスと一緒☆はたからみれば恋人同士ね!)」
「うるうる(くやし〜!ホントなら俺とファリスがくっついてるのが妥当なのに、レナのやつ〜)」
「地図によるとこっちでいいんだけど…。あ、そこは底無し沼だから。こっちが安全だよ」
 クルルは風水師なので落とし穴はすぐにわかる。しかしこれは底無し沼なのだが…?
「落とし穴も底無し沼もおんなじよ」
 だそうです。
 え…とまあ、こんな状態である。一番真面目なのは最年少、クルルでしょう。頑張れクルル!変な大人たちには負けるなよ。

 彼女等は迷いに迷ったあげく、今日も野宿。夜も更けようとしていた。しかし今日はある変化が…。
「!!!!!」
「お姉様?それにバッツも。どうしたの?(ふん、バッツの心配なんてこれっぽっちもしてねえんだよ!)」
「いや…なんだか寒気が…」
「とっても嫌な予感がする…。しっかりバッツ!恐いものは何もない」
 自分で自分を励ましているバッツ。独り言みたいで気持ち悪いぞー。あ、独り言か。(笑)
 そして騒ぎの現況の一人目があらわれることになる。

どどどどどどどどどど……

 そう、ものすごい足音ともに、マッハで走ってきたのは何を隠そう、ミドである。
「バッツさあああああん!!!(はぁと)」
「ぎゃあああああああ!!!」
 鳴り響くバッツの絶叫。そんな彼を無視してか、はたまた気づかないでか、彼に抱きつくミド…ここまでくるとやばいだろう。(汗)
 なにも私は男同士が抱き合うのをみたいわけではない。(あたりまえだ)というわけで、ここでファリスを動かします。
「おいこらあ!(俺の)バッツに抱きつくんじゃねえ!!」
 なんとかミドをバッツから引き離して一安心。
 しかしそれで終わるはずはないだろう。何故ならこの話のタイトルは【魔獣使いレナの騒動記】だ!
「うう、ありがとうファリスぅ!!(感涙)」
 そういってちゃっかりファリスに抱きつくバッツ。
「ああバッツ、ご愁傷様」
 クルルは冷たくも、それでいて冷静だ。
 …レナは誰にも聞こえないような小さい声でバッツにデスをかけた。
「ぐはあッッ!!」
 またもやバッツの悲鳴。そもそもレナは姉にらぶらぶ、バッツもファリスにらぶらぶ。ファリスは…どうだろう?とにかく、バッツとファリスがらぶらぶモードに突入しようとしているのに、レナがほっとくわけはないだろう。
「あああバッツさぁん(涙)しか〜し、こんなことで落ち込む僕ではない!こんなときの為に町で買っておいたフェニックスの尾が役に立つのだ!ははははは」
「(させるかああああ!)」
 またもやレナは誰にも聞こえないような小さい声でミドにデジョンをかけた。フェニックスの尾を使おうとしたミドは闇につつまれ、あえなく撃沈。
「バッツしっかりしろ!ってあれ?レナ、こんな時にミドはどこいったんだよ!?」
「さ、さあ…(あぶないあぶない、ファリスにばれたら私が嫌われちゃうわ!)」
 手段を選ばぬレナ。ここまでくると鬼だろう。
「うあああバッツが白くなってきてるぅ、どうしよ〜(滝汗)」
「…ファリス、今のあなたのジョブは?」
「へ?ああそっか!今俺は赤魔だった!こいつぁうっかりしてたぜ!というわけでアレイズ」
 バッツは生き返った&全回復した。
 そんなこんなで夜は更けていく…。
 だかしかし、駄菓子菓子。これで終わるわけじゃない。何故ならこの話のタイトルは【魔獣使いレナの騒動記】だ!(←しつこいって)

 次の日、早朝。

 さてさて、南野もまだ夢の中の時間帯。バッツ一行もまだ夢の中♪…と思いきや、こんな朝っぱらから何かたくらんでる奴が約一名。
「うふふふふ♪バッツのテントの入り口に落とし穴を掘ってやるわ!出てきたら地下10メートルにまっさかさまよ☆」
 ちなみに、バッツは悔しがりながらも(?)、一人だけ他のテントで休んでいまふ。女3人の中に男をいれてたまるかって♪
「こんなこともあーかと、魔獣使いの特殊コマンド【とらえる】でゲットしといた自爆モンスターの【ボム】を落とし穴の中に設置!バッツが落ちたと同時に…ドカン!!」
 …恐ろしや、恐ろしや。なんと(?)レナはバッツを亡き者にするおつもりです。それでいいのかタイクーン王女!!(涙)
「終わり良ければそれでよし!」
 さいですか。それじゃ南野は実況中継を続けましょう。
 えっと、レナはファリスが起きないうちに、バッツを呼びだし、テントからおびきだす作戦でいくようです。
「ふにゃあああ。あれ?レナもう起きてたのか?」
 バッツのテントに乗り込もうとしたレナは急に起きてきたMyダーリン(?)ファリスにびっくり!
「あらお姉様!(汗)起きてらしたの?モンスターの見張りは私がしてますから、まだ休んでいてくださいな♪」
「え?そ、そうか…。それじゃお言葉に甘えて…くかー」
 素直すぎるぞ、タイクーン第一王女。っていうか早い。3秒もたってないのにあっさり眠ってしまった!
「ふふっ。ファリスおやすみ♪次に起きたときには邪魔者はいないわ!(なんの?)」
 
「さあ、ファリスが起きないうちにバッツに起きてもらわないと…」
 そう言ってレナは自分が間違えて落とし穴に落ちないように、素早くアビリティーを変えた。そしてレビテトをかけた。
 そんでもってバッツのテントにはいる。
「ぐがー。ふぐふぐ。ふふふふふ♪ふぁりちゅー(はぁと)」
 …完全に寝ています。かなり幸せそうです。この後この幸せがぶち壊れることになるんですね。え?じゃあなんで起こしてやらないかって?別に南野は鬼じゃあないんですよ。ただ私は今、ナレーションなんで手をださないだけです☆(鬼)
「バッツめ、(私の)ファリスと夢の中でなにしてるのかしら…」
「くく…。ファリス♪ファリスうーーー!!!」
 そういってバッツはレナに抱きついた!
「きゃー何すんのよ!寝ぼけやがってからにぃ」
 そういってレナはバッツの鼻をおもいっきりつまんだ!
「ふがああッ!!」
「もうバッツたら寝ぼけちゃってぇ(いっそのことこのまま窒息死させちゃおうかしら)」
 レナはバッツの首を締めた!
「うあああ!!ギブアップギブアップ!」
「(ちっ)ねぇバッツ、外に何か変なものがあるの。見てくれない?」
 レナはにっこり笑いつつ、宙を舞いながらテントからでる。
「ああ、わかったよ…(せっかくファリスの夢みてたのにぃ:泣)」
 バッツは頭をぽりぽりかきながら外にでようとした。
「(ほほっ。そうよ。そのまま落ちてボムと心中しなさい!)」
 バッツがテントの外に足を踏み出そうとした時…。
「バッツ!そこは落とし穴よ!!!」
 突然、クルルの声が聞こえてびっくりしたのか、バッツは後ろにぶっ倒れた。かっこ悪っ!
 説明しとこう、クルルは風水師なのだ!だからつまり、落とし穴の場所がわかると…。
「え?え?だって昨日は穴なんて…」
 バッツはテントの前を槍(今装備しているから)で叩いてみる。クルルの言うとおり地面は崩れ落ち、下の方にはボムがこっちゃこい!と言わんばかりに睨んでいた。怖え〜。
「(計算外だったわ、クルルが起きるなんて…)バッツ大丈夫?いったいどうしてこうなっちゃたのかしら〜?」
 レナは本当の顔とは裏腹に全然心配なんてしてないのに、心配した様子を見せる。もしかして演技派?
「あっぶねー。ありがとクルル。あっ、そういえばレナ、変な物なんて別にないけど…」
「あっあら変ね〜?(汗)もしかして私ったら寝ぼけてたのかしら?ごめんなさいね、バッツ」
「いいよ、落ちなかったことだし…そういやなんでレビテトなんかかけてるわけ?ハッ!まさか…」
「(ぎくり)」
 レナピンチ!
「まさか寝ぼけてレビテトかけちゃったのか?ははっ、可愛い奴よのう(笑)」
「……(汗)」
 クルルは何もかもわかっていたようで、バッツの単純さに逆に焦る。そらそうだろう。
「……。いっイヤだわ私ったら♪ほほほほ…」
「ふぁ〜〜。あれ?なんかあったのか」
 やっとファリスが起きた。あんな騒ぎの中、よく眠れたもんだ。
「いやあ、ちょっとな…。レナ、疲れてんじゃない?もうちょっと寝てていいぞ」
「よくわかんないけどレナ、バッツの言うとおりだ。休んでろ」

 そんなわけで、レナが騒ぎを起こしつつもクルル以外誰も気づかず、無事(?)町に着いたのでした♪そしてレナさんから最後に一言。
「おのれバッツ…。悪運が強すぎるのよ!(素早くモンクにジョブチェンジ)ていっ!やあ!(人形相手にうっぷんばらし)」
 …こりないなあ。これからも絶対、苦労するでしょうね…。

END♪

バツファリじゃなくてごめんなさいとのことですが
バッツとファリスはらぶらぶのようですね〜レナが主人公だからってことなのかな?
ここに出てくるミド君って、ここのドラマの影響なんでしょうか(笑)

戻る