ギルガメッシュの自爆騒動


バッツたちは次元城を攻略して、ついにラストフロアへ突入した。
と、そこには、あたりをキョロキョロ見回して、警戒している剣士の姿があった。

バッツ「……あれ、もしかして、ギルガメッシュ?」
ファリス「……じゃないか?なにやってんだ?」
バッツ「……さあ………?」
ファリス「ちょっと行ってみようか?」
バッツ「よし。そうしよう。」

そういうと、バッツたちはギルガメッシュの方へ歩いていった。
ギルガメッシュは警戒している割にはバッツ達にまったく気がついていない。
そしてバッツたちはギルガメッシュのすぐ後ろまできた。

バッツ「………気づいてないね。」
ファリス「………だな。」
バッツ「おい、なにやってんだよ。」

ギルガメッシュ「でたな化け物!」

ギルガメッシュはバッツめがけていきなり剣で斬りかかってきた!
バッツは素早く侍にジョブチェンジして、白刃取りで攻撃を回避した。

バッツ「あぶねーな!なにすんだよっ!」
ギルガメッシュ「……バッツ?……バッツじゃねえか!そうならそうっていえよ!」
バッツ「……あのなあ………」

ギルガメッシュ「ところでお前らどこから………?」

バッツは呆れた顔で次元城へのワープゾーンを指差した。

ギルガメッシュ「おお!あんな近くにあったのか!いやー、気がつかなかった!」
一同「…………(乾)」
ギルガメッシュ「どうだい、四人で脱出ってのは?」
バッツ「脱出したら何の為に俺たちはここに来たんだよ………」
ギルガメッシュ「そ、そうか…そうだよな………」

少しの間、五人はいままでのことを話し合っていた。
途中でキングンベヒーモスあたりが襲ってきたが、デスで三秒ぐらいで倒して話を続けた。
ギルガメッシュは、ここは怖いモンスターがたくさんいるとかで、やっぱり一人で脱出することとなった。

ギルガメッシュ「生きてたらまた会えるかもな。………いや、またいつか会える気がするぜ。
        そのときは俺も仲間………ふっ、なんでもねえよ!あばよ!」

いまさらのようにかっこよさを微妙に演出して、ギルガメッシュは颯爽と去っていった。

ファリス「………と、とにかく先に進もうか………」
バッツ「ああ………そうしよう……」

ファリス「ん?…レナ、何持ってんだ?」
バッツ「……レナがどうかしたか………って、ああああーーーーーっ!!!!!」
レナ「何よ、騒々しいわねっ。いっとくけどこれはあたしのものだからね!あげないわよ!」
ファリス「なんだよバッツ、いきなり………って、それはまさか―――――!!!」

バッツ&ファリス「源氏の盾!!!」

レナ「ふふふ……恐れ入ったかしら?」
バッツ「お、お前、いつのまにシーフに!?」
レナ「私は常に全部のアビリティーを使えるのよ。」
ファリス「ひ、卑怯な………」
バッツ「無念……(がくっ)」

☆これまでの成績☆

源氏の小手………レナ
源氏の兜…………レナ
源氏の盾…………レナ

バッツ「何故・・・・何故ことごとくレナに源氏シリーズをとられてしまうんだ………」
ファリス「くそっ!俺も一つは源氏シリーズがほしい………」
バッツ「大丈夫だ、まかせろ!源氏の鎧は俺が取る!」
ファリス「……頼むぞ!バッツ!」
レナ「無駄無駄!鎧も私がいただくわ!これで源氏シリーズ全制覇ね!ほほほほ………」

こうしていがみあいながらも一行はネクロフォビアまでたどり着いた。

ネクロフォビア「ふふふ……よくきた………だがお前たちもここで終わり……ってきいてるのか!」

バッツ「(……絶対鎧は俺が取る………!!)」
レナ「(あまいわね、バッツ!そんな半端な覚悟じゃ鎧は取れなくてよ!!)」
ファリス「(がんばってくれ!バッツ………!)」
クルル「(おやつの時間なのにぃ………)」

ネクロフォビア「き……貴様ら、私を無視するとはいい度胸だな!この四つのバリアの力、とくと思い知るがいい!」
レナ「しゃああああああーーーーっ!!!!!!(闘魂!)」

レナの魔法剣ブレイク×4!バリアはすべて壊れた。

ネクロフォビア「無敵のバリアが……しかたない!このネクロフォビア様の本当の力、思い知るがいい!」

真空派×2!クルルに合計3400のダメージ!クルルは戦闘不能になった。

ネクロフォビア「ははは!思い知ったか!これぞ私の真の力だ!」
バッツ「くそっ……これでもくらえっ!いでよ!オーディーン!」

オーディンが現れた!

オーディン「くらえ!わが必殺剣!斬鉄………」
レナ「ちょっとまったーーーーーー!」

レナのスマッシュアタック!オーディンに99999のダメージ!オーディンは死んでしまった!

バッツ「何すんだよ!レナ!」
レナ「あんたね!一撃で倒したら鎧盗めなくなっちゃうでしょ!少し考えて行動してよ!」
バッツ「あ!そういやそうだった!悪い!次は気をつけるよ………」

ネクロフォビア「なにをごちゃごちゃ言っている!くらえっ!」

「たたかう」×2!ファリスに4000のダメ―ジ!ファリスは戦闘不能になった。

バッツ「ファ、ファリス!貴様〜、よくも(俺の)ファリスを〜!!!!」

バッツ黒魔道士にジョブチェンジ!金の髪飾り装着!守りの指輪装着!魔力最大!

バッツ「くらえーっ!デ………じゃなかったフレア!」
ネクロフォビア「ぐはっ!」

ネクロフォビアに9999のダメージ。続いてレナの攻撃!レナ時魔道士にジョブチェンジ!

レナ「さっさとHP9999以下になりなさいよ!メテオ×4!」
バッツ「お、おい、大丈夫か!?」
レナ「大丈夫。たぶんまだ死なないわ!」

ネクロフォビアに5000×4のダメージ!残りHP11045!

ネクロフォビア「ふっ……なかなかやるようだな………だが!ここで終わりだ!」

真空派×2!レナに4500のダメージ!レナは戦闘不能に………ならなかった。

ネクロフォビア「な、何故だ!?」
レナ「もー怒ったわよ!これでもくらいなさい!デジョ…」
バッツ「わーーーーーっ!だめだめだめーーーーっ!」
レナ「(はっ、私としたことが……)じゃあ、メテオっ!」
ネクロフォビア「ぐはあっ!(さっきからいったいなんなんだ!?私を殺してはいけない理由でもあるのか!?)」

ネクロフォビアに5000のダメージ。残りHP6045!

レナ「やったーっ!………ってなんででてこないのよ!?」
バッツ「…もしかして、あれか……?」

バッツが見る方には、疲れた様子で坂を走って登ってくる姿があった。当然、ギルガメッシュである。

レナ「なにやってんのよーっ!早く来なさいよね!こいつ倒しちゃうわよ!」
ギルガメッシュ「ちょっ、ちょっと待ってくれ!今すぐ行くから………」
バッツ「……いよいよ来たか………」
レナ「いっとくけどあんたには絶対渡さないわよ………」
バッツ「……それはこっちのセリフだ………」

てなことを言ってる間に、ようやくギルガメッシュが到着した!

ギルガメッシュ「じゃじゃーん!ギルガメッシュ様登場!」

バッツ「ここはあわせてあげようか。」
レナ「(その方が油断を誘えそうね。)わかったわ。」

とりあえず二人ともシーフにジョブチェンジ!

レナ「ギルガメッシュ!(源氏の鎧はどこにあるのかしら………)」
バッツ「ど、どうしてここに!?(後ろを向いたときがチャンスだ………)」

ギルガメッシュ「あのまま逃げたんじゃかっこつかないからな!」

ネクロフォビア「なにをごちゃごちゃと………」
レナ「あ、そうだ。あんたもう用ないから死んでいいわよ。フレア!」
ギルガメッシュ「わーっ!ちょっとまったーっ!」

フレアはギルガメッシュにあたった!ギルガメッシュに9999のダメージ!

レナ「何で邪魔すんのよ!」
ギルガメッシュ「お前があいつを殺しちゃったら、俺はどうすればいいんだよ〜!」
レナ「あ、それもそうね。じゃあさっさと倒して頂戴よ。」

ネクロフォビア「貴様ら一体何がしたいんだ〜!(半泣き)」

ギルガメッシュ「おい、とりあえずその二人生き返らせておいてやれよ。」
バッツ「あ、そうだった。すっかり忘れてた。」
レナ「フェニックスの尾×2!」

クルルは生き返った!ファリスは生き返った!

ネクロフォビア「目障りなやつめ!まずは貴様から消してやる!」
ギルガメッシュ「上等だ!お前にこのギルガメッシュ様が倒せるかな………?」

ギルガメッシュが戦闘態勢に入った!早い話が後ろを向いた!

バッツ&レナ(今がチャンスだ!)
バッツ「ヘイスト+エルメスの靴+レナにスロウ!」
レナ「ヘイスト+盗賊の小手+リフレク+バッツにスロウ!」

バッツ「(し、しまった!盗賊の小手を忘れていた!)えーい!下手な鉄砲数打ちゃ当たるー!」
レナ「ほーっほっほ!どうやら私の勝ちのようね!」

バッツ盗む!失敗!レナ盗む!失敗!

ファリス(がんばってくれ!バッツ!)

ちょうどバッツの手が源氏の鎧に触れた!

バッツ(やった!取ったぞ………!)
レナ「ちっ!これでもくらえ!デス!」
バッツ「ぎゃあああああー!」

バッツは戦闘不能になってしまった!

ファリス「バ、バッツ!しっかりしろ!……そうだ!フェニックスの尾があった!」

バッツは生き返った!……レナのデス!バッツは戦闘不能になってしまった!

ファリス「くそーっ!もういちどフェニックスの尾!」

………以降これがずっと繰り返され、ついにフェニックスの尾がなくなった。

レナ「これが最後だ!デス!」

レナのデス!………MPが足りない!

バッツ(こ、これは天の助け!?)
ファリス「いまだ!バッツ!」
バッツ「うおりゃああーー!」
レナ「させるかーーーーーーっ!」

一瞬あたりが光に包まれ、気が付くとバッツは地面にボロボロになって倒れていた。

レナ「ふっ、私の勝ちね。」
バッツ「が………はっ………」

ファリス「バッツ!しっかりしろ!バッツ!フェニックスの尾!ケアルガ!」
バッツ「お……俺はもう……だめだ……(がくっ)」
レナ「大丈夫よ!この戦闘が終わったら私が調合した薬で生き返してあげるから。
   そのかわり源氏の鎧はあきらめるのね!ほほほほ………」
ファリス「(くそっ!バッツの命にはかえられん………)わかった………」

ギルガメッシュ「あーっ!俺の鎧がない!どこかで落としてきたんだー!どーしよー!」

ネクロフォビア「……貴様ら………いい加減にしろーっ!!!!!」
ギルガメッシュ「まあそう怒らないで。これからいいとこなんだから。」

と、さりげなく会話イベントへ持っていくギルガメッシュ。

ギルガメッシュ「では。えーとまずは………クルル!お前のおじいちゃん、強かったぜ。」

しかしクルルはまったく聞いていない!
ギルガメッシュ「………」

ギルガメッシュ「ファリス!恋でもして、少しは女らしくなりな!」

ファリス「…余計なお世話だ………!」
ギルガメッシュ「………(汗)」

ギルガメッシュ「レナ!いつまでも動物をいたわる………やさしい心を忘れるな!」

レナ「うるさいわね!そんなことあんたに言われなくてもわかってるわよ!」
ギルガメッシュ「………(大汗)」

ギルガメッシュ「バッツ!……お前とは一度………1対1で勝負したかったぜ!」

しかしバッツは死んでいる。
ギルガメッシュ「………(滝汗)」

ネクロフォビア「どうした?別れの言葉はいい終わったか?」
ギルガメッシュ「……くそーーーーっ!どいつもこいつも俺のこと馬鹿にしやがってー!!
        もういいよーだ!死んでやるー!」
ネクロフォビア「そうか……なら死ね!」

ネクロフォビアのフレア!ギルガメッシュに2456のダメージ!

ギルガメッシュ「それはこっちのセリフだぜ!(最後だけはさりげなくかっこよく)」

ギルガメッシュの自爆!
しかしギルガメッシュは自爆をおぼえていなかった!

ギルガメッシュ「し、しまった!ラーニングするの忘れてた!どーしよー!」
レナ「………!」

レナが素早く魔獣使いにジョブチェンジ!

レナ「ちょっとこっち向いて!」
ギルガメッシュ「は?」

レナの放つ!ボムが出てきた!自爆!
ギルガメッシュは『自爆』をラーニング!

ギルガメッシュ「おー、サンキュー!」
ネクロフォビア「……リフレク!」

ギルガメッシュ「あー!こいつ卑怯だよ!俺が自爆するって言ったらリフレクかけやがった!」

レナ「ねえファリス。自爆ってリフレクで跳ね返せたっけ?」
ファリス「さあ?よく覚えてないな……」
レナ「なんとかなるわよ!きっと!ほら、早く自爆しなさいよ!」

ギルガメッシュ「よし!いちかばちか!自爆!!」
レナ(失敗しても私のフレアで終わりだから大丈夫よ!)

ギルガメッシュの自爆!ネクロフォビアに9999のダメージ!

ネクロフォビア「くっ…ハッタリは効かなかったか。エクスデス様、すいませ……ぐはっ!」
レナ「いーからさっさと死ねーっ!」

レナのフレア!ネクロフォビアに9999のダメージ!
ネクロフォビアは完全に息絶えた。

ギルガメッシュ「お……俺が自爆した意味は〜!!?(心の声)」
レナ「なし!(きっぱり)」
ギルガメッシュ「ちくしょーーーーーーーー!!!!!」

ギルガメッシュも完全に息絶えた。

レナ「じゃあこれでハッピーエンドね。」
ファリス「おい!バッツを生き返してくれよ!」
レナ「あー、そうだった。忘れてた。はい」

レナは怪しげな薬をファリスに渡した。

ファリス(……なんか変な色だなー……。毒薬じゃないだろうな?)
レナ「大丈夫よ!毒薬とかじゃないから!ほら早く!」

ファリスは薬をバッツに飲ませた!バッツは生き返った!

ファリス「バッツーーーー(涙)」
バッツ「ファ、ファリス!?」
レナ「ほらね!私が旅の始めになにかあったらって大臣にもらったのよ!」
ファリス「………なんでガラフに使わなかったのさ。」
レナ「すばり!もったいない!」

ガラフ「ガーン!!!!!」

バッツ「ん?ガラフの声が………?」
レナ「気のせいよ!さ、セーブしましょ!」

セーブが完了しました。お疲れ様でした。電源を抜いてください――――――


☆あとがき☆

クルルのセリフたった一つ!うわー………まずいねこりゃ。
………が、かなり多いですが、まあその辺は一つの文の特徴として軽く流してください。
もしかしたら続き(エクスデス戦かなんか)書くかもしれないです。
くだらない小説に最後まで付き合ってくれてありがとうございました。

これまた掲載遅れまくりですね(^^;
ギル、めっちゃ可哀相ですね(笑)でも笑えます…うくくく。
とくに最後の自爆のところ…(>▽<;)

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